異なりを認めるモノの見方・考え方
お元氣さまでございます。長福寿寺 第56世住職の今井長秀です。
今回、[金運をアップさせる4つの教え]の第3番目の[意(心はこび)]、その2である[忍(にん)・認(ニン)・稔(Nin)]-特に認-について、私の人生経験からお話をさせていただきます。
モノの見方・考え方
人は、自分の置かれている地位や立場、環境などの要因によって【モノの見え方】が異なります。
その上で、自分の見えている【見え方・考え方】が「絶対!!」だと錯覚し、執着してしまう動物です。
でも、
決して【モノの見方・考え方】は1つではありません。
人それぞれの置かれている立場、環境、生い立ち、性格などによって【いろいろなモノの見方・考え方】があり、だから世の中は面白くなるのです。
決して1つのモノの見方・考え方・尺度では測れないことを理解し、異なった考え方の人を認める。
…これが仏さまの智慧(ちえ)と慈悲(じひ)なのです。
今井長秀自身
私自身が経験したことでいえば、10代の学生時代、20代のサラリーマン時代、30代の学者時代、そして僧侶としての立場、それぞれの立場でモノの見方や考え方に違いがあることを実感しました。
自分自身が親になってみて、初めて親の気持ちがわかるといういうことも体験しました。
「どれが正しくて、どれが間違っている」…というような話ではありません。「すべてが素晴らしい」のです。
「自分だけが正しく、他人は間違っている」と考える人が少なくない昨今です。
でも、1つの固定した方向からばかり眺めるのではなく、視点を変えてモノごとを見てみたり、相手の立場になってモノごとを考える必要があるのです。
ぜひ、皆様もご一緒に【異なりを認めるモノの見方・考え方】を体得しましょう。
お釈迦様の福耳
ちなみに、お釈迦様の耳は大きいですね。昔から大きい耳は福耳と呼ばれます。
これは、『人の話をよく聴く』ということを耳の大きさで表現したものです。
つまり仏さまは我々の悩みや願いを聴いてくれる存在なのです。
また、聖徳太子が一度に七人の話を同時に聴けたというのも、同じく「人の話をよく聴く」ことの大切さを象徴化したものです。…多弁な聖者は余り見たことがないですね(笑)
「人の話をよく聴く」ということは、【相手を認めてあげる】ことに他なりません。
あくまでも、自分の考えと他人の考えは異(ちが)って当たり前
これを前提に、一心に相手の話を聴いて、認めてあげましょう。
そうすれば、必ず金運アップ・幸運アップします!!
桓武天皇勅願寺 長福寿寺 第56世住職 今井長秀
今井長秀
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