行動しなければ、何も変わらない!
お元氣さまでございます。長福寿寺 住職の今井長秀(いまい・ちょうしゅう)です。
先日、比叡山に行って来ました。
一般の方100名が「心を養うため」に泊りがけで《プチ修行》に来たのですが、私はその指導員として呼ばれたのです。
修行内容としては、「お勤め(読経)」「写経」「座禅」といった初歩的な修行から、「結縁(けちえん)」という本格的なものまであります。
朝の5時半から夜の9時まで行う、結構ハードなスケジュールでした。
私の役目は、皆さんの修行に同行し、その1つ1つの意味やご利益などをわかりやすく説明すること。
そして、参加者の疑問にお答えすることです。
もちろん、修業も一緒に行います。
その中で、気づいたことは…
「形」や「理屈」にとらわれすぎて本質を見失う
ご参加の皆さんは、仏道修行に興味があるからこそ、今回のプチ修行に参加したのでしょう。
しかし、その「形式」や「理屈」ばかりを気にしすぎて、本質を見失っている人が何人かいました。
もちろん、仏道修行は「形から入って心をつくる」手法を採りますので、「形式」や「理屈」も決して悪いことではありません。
でも、「とらわれすぎる」「固執しすぎる」と余り良くありません。
なぜならば、
「行動しなくなる」
からです。
そのような方は
お勤めで言えば、線香の立て方1つ1つが気になります。
お経の専門用語1つ1つの意味が気になります。
座禅で言えば、足の組み方1つでも、絶対的な正解があると思ってしまうのです。
基本的には、自分が一番「心地よい」やり方をすれば良いのですが…。
そこで私が申し上げたことは…
行動しなければ、何も変わらないんです
あまり、形にこだわりすぎる必要はありません。
大切なのは、「心を清めること」
そのために、あなた自身が「一番、心が落ち着くやり方」を採用して下さい。
そして、今回学んだプチ修行を、「日常生活の中でも行って下さい」
《行動しなければ、何もかわらないんです。》
ということでした。
日常生活が修行そのもの
私の持論では
「日常生活が修行そのもの」なんです。
つまり、比叡山に来た時だけが修行なのではなく、
比叡山で学んだことを、日常生活の中で実行してこそ、意味があるのです。
《行動》することで、《ご利益》を得られるのです。
王陽明の誕生日
さて、今日(9月30日)は
知行合一(ちごうごういつ)→「行動しなければ意味がない」
を説いた
王陽明(1472年~1529年)
の誕生日です。
王陽明の「知行合一」思想は、
吉田松陰や高杉晋作などに大きな影響を与え、明治維新の原動力ともなりました。
私の大好きな思想家の一人でもあります。
まとめ
今日は台風直撃の1日となるため、家から出ることは難しいでしょう。
でも、
「行動しなければ、何も変わらない」
という真理を、心に深く刻んで下さい。
そして、明日から始まる10月を
《行動する1ヶ月》
にして下さい。
必ずや、吉ゾウくんからの大きな、大きな御利益をいただくことができるでしょう。
桓武天皇勅願寺 長福寿寺 第56世 住職 今井長秀
《参考ブログ》
今井長秀
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