お元氣さまでございます。長福寿寺 第56世住職の今井長秀(いまい・ちょうしゅう)です。
すみません。今回も【吉ゾウくんのご縁日祭-金運増大祈願祭-】のため、昔のブログの復刻版です。
でも、金運をアップさせるためには、かなり重要なことなので、ぜひご一読下さい。
聴く(きく)
人の話をよく《聴く》ことは、金運をアップさせ、幸せになるためにとても重要な秘訣です。
しかし、人間はとにかく喋(しゃべ)ることが大好き!
「俺が、俺が…」と自分のことだけを一方的に喋(しゃべ)りまくっているものです。
自分の知識や情報を得意気にペラペラと喋るばかりで、せっかく人から話を聞けるチャンスを無くしてしまっているのですね。
私を含め…(笑)
それだけ寂しん坊なのか、もしくは自分が主役になることに快楽に酔いしれているのか…。
一人だけで盛り上がり、聞いている人は白けているという場面にも遭遇します(笑)
また、たとえ人の話を聞いているように見えても、内心では「次は何を話そうか…」と自分のことで頭がいっぱいです。
人にする話は、たとえそれが失敗談だったとしても何気なくどこか自慢っぽく聞こえたり、ましてや成功した話などは、自分では自慢だと思っていなくても、相手にとっては不快なものです。
自慢話を〈聞いてあげる〉ことは人間関係を良くしますが、自慢話を〈する〉ことは決して好まれません。
夫婦関係や友人関係、親子関係がこじれるのは『人の話を聴かないから』なのです。
先般のことです。勉強会に出席してきました。総勢10名で『摩訶止観』を読む勉強会なのですが、一人の方が持論を長々と述べまくり、とうとう勉強にならなかった…という「事件」がありました。
本音では、初参加者の中にとても面白い活動をしている方がいたので、「その方のお話も聞きたいな」…と思っていたのですが、話題を変えてもすぐに自分の話に切り替えてしまう始末…。
ちょっと残念な思いをしました。
お釈迦様の耳
ところで、お釈迦さまの耳は大きいですね。昔から大きい耳は福耳と呼ばれます。
これは、『人の話をよく聴く』ということを耳の大きさで表現したものです。
つまり仏さまは我々の悩みや願いを聴いてくれる存在なのです。
また、聖徳太子が一度に七人の話を聴けたというのも、同じく「人の話をよく聴く」ことの大切さを象徴化したものです。…多弁な聖者は余り見たことがないですね(笑)
「人の話をよく聴く」ということは、
相手を認めてあげる
ことに他なりません。
あくまでも、自分の考えと他人の考えは違って当たり前…これを前提に、一心に相手の話を聴いてあげましょう。
そうすれば、必ず人から信頼され、金運がアップし、幸せになれます。
…お釈迦さまが保証します。
さあ、今すぐ「人の話をよく聴く」ことを一緒に実行してみましょう!
桓武天皇勅願寺 長福寿寺 第56世住職 今井長秀
[言葉ぐせ・口ぐせについての教え]
今井長秀
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